斎場と火葬場と葬儀社の違い・まずは葬儀社or斎場(民間)へ見積り依頼を

葬儀の準備を進めるにあたって、まず始めにどこへ連絡したらよいのかわからないという方も多くいらっしゃいます。

特に「斎場」は幅広い意味合いで使われることがあるので、なかなかわかりづらいですよね。

結論から言うと、葬儀社と斎場(民間経営)のどちらへ依頼しても大丈夫です。

それぞれの専門スタッフが状況をヒアリングしプランの提案もしてくれるので、まずは何社か連絡を取り見積りを出してもらいましょう。

それでは、斎場・葬儀社・火葬場について、それぞれの役割や意味合いについて解説いたします。

札幌市内の火葬場(公営)は2か所・里塚斎場、山口斎場

札幌市には公営の火葬場が2つあり、それぞれ里塚斎場・山口斎場という名称です。

「火葬場のことを斎場と呼ぶということ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、斎場は基本的には「葬儀の儀式を行う場所」という意味です。

民間経営の斎場には○○斎場の他にも○○セレモニーホール、○○会館、葬礼○○、○○ホールなど様々な名称の斎場があります。

札幌市の里塚斎場・山口斎場は、火葬場と斎場が併設された施設です。それぞれ火葬設備の他に告別室という儀式用の部屋も用意されています。

里塚斎場 (札幌市役所公式サイト)

山口斎場(札幌市役所公式サイト)

この2つの斎場は公営の施設ですので、利用する場合札幌市にお住まいの方は費用を抑えることができます。

ただし、事前に火葬場使用申請書と火葬埋葬許可証など手続きを行う必要があります。

一般の方には聞きなれない手続きだと思いますが、こういった書類上の手続きも含め全て代行してくれるのがいわゆる「葬儀社」になります。

では、葬儀社と斎場の違いも確認しておきましょう。

葬儀社と民間の斎場って違いはなに?

公営の斎場は火葬場を併設している場合がありますが、民間の斎場はほぼ全てがお通夜・告別式等の葬儀のみを行う場所になります。

葬儀社によっては自社で会場を運営している場合もありますし、自社直営の会場がない葬儀社も多くあります。

民間の場合は○○葬儀社も○○斎場も特に区別せず選択肢に含めて問題ないですよ。

どちらにせよ、ほとんどの場合で火葬は公営の火葬場(斎場という名称の場合もある)で行います。

どの葬儀社・斎場(民間)へ依頼しても基本的には必要な手続きの代行をしてもらえます。医師に死亡診断書を書いてもらえば、その他の手続きの多くは依頼先の専門スタッフが適切に代行してくれますよ。

また、葬儀社・斎場(民間)の多くは公営の斎場を利用するプランも用意していますし、会社同士で会場の提携をしていることも多くあります。

こういった理由から、葬儀の準備を進めるときは葬儀社・斎場(民間)を問わずまず数社へ連絡し見積りを出してもらい、その際にどういった提案をしてもらえるのか様子を確認しながら依頼先を決めるとよいですよ。

その際に、やたらと契約をせかす業者や具体的な金額を提示しないところは避けるようにしましょう。

後日想定外の請求をされる等の葬儀トラブルもあるので、くれぐれも注意してください。

誠実な対応をしてくれる葬儀社探しのために、こちらの記事もご活用ください。

tag